では体内浄化の視点から、上の道筋を具体的に辿ってみましょう。
これが現代社会では、最も大切なのですが、最も難しいのです。水銀は汚染された魚に入っています。化粧品にも入っています。農薬もしかり。鉛は髪染め、陶器、絵の具にも入っています。最近はネックレスも心配です。枇素は殺虫剤や除草剤に入っています。アルミニウムは全ての家庭用品に使用されます。制汗剤の成分でもあります。カドミウムは、排気ガス、メッキ、タバコの煙にも入っています。
こう考えると、現在社会で毒素を取り入れるなというのは、生活をやめろというに等しい毒素が入るのは仕方ないことですが、第二段階からが重要になるのです。
デトックス対策の最前線は、腸です。皆さんは、胃や小腸・大腸は、「腹も身の内」つまり「体内器官」とお考えでしょう。しかし厳密には、腸の「内部」は「体の外」と同じです。ややこしいですね。あなたがミクロ人間になって、口から腸内を探検する旅をイメージしてください。食道→胃→小腸→大腸→肛門と辿って、また再び体外に出てくるでしょう。 続きを読む
では、「デトックス=解毒」なのでしょうか?間違いではありませんが、本来の意味を考えると100点でもありません。
それでは、よく日本語で訳される「デトックス=毒出し」なのでしょうか?こちらも間違いではありません。しかし本来の意味が歪曲されています。
デトックスを「解毒」や「毒出し」と解釈するのは、例えば夜更かしで風邪を引いてから、風邪薬で治ったと喜んだり、暴飲暴食をしてもたれた胃に胃薬を飲んでスッキリしたと喜ぶようなものです。 続きを読む
皆さんは、ここで岩盤浴の毒素排出に関して大きな疑問をもつでしょう。さきに私は次のように説明しました。「岩盤浴は体の芯から温まり、じっくり・ゆっくり汗をかくので、いい汗がかける。いい汗は、血漿成分が少ないので水に近いサラサラ汗です」と。
しかし今回は「有害金属は、たくさんの汗を一気にドッとかけばそれだけ多く排出される」といっています。つまり、岩盤浴で、いい汗をかけば、有害金属はあまり排出されないことになり、岩盤浴の毒素排出効果は少ないことになります。
その通りです。けれども矛盾はしていません。実は、汗からの有害金属の排出作用は、岩盤浴の特権ではないのです。どのような汗でも、
大汗をかけばかくほど金属は排出されるのです。これはサウナでもスポーツでも同じです。むしろサウナのように一気に汗をかくほうが効果的でもあります。 続きを読む
雑誌などでは、体内毒素と体外毒素を区別せずに「毒素」とまとめているようです。
しかし、それでは岩盤浴による「発汗デトックス」の正しい毒素排出作用はわかりません。二つの毒素は厳密に分ける必要があります。
なぜなら、「体内毒素」の排泄は、本来腎臓の仕事であって、汗の仕事ではないからです。汗はオシッコみたいなものという誤解がたまにありますが、汗は尿のような「排泄物」ではありません。汗の仕事は、体温調節なのです。
ところが、偶然というか、意に反してというべきか、「体外毒素」つまり有害金属の中に、汗とともに排出されてしまうものもあるのです。その理由を知るには、太古の昔に遡らねばなりません。人間は、進化の過程で、脳細胞を発達させました。 続きを読む
女性雑誌では「体内からキレイになる」「毒素を出して健康になる」といった話題がブームですね。いまや表面の美しさだけでは満足しない時代なのでしょう。
身体の中から光り輝く「体内美人」への願望。これは、身体に不足しかものをヘルシーな食事やサプリで補うのとは逆に、身体の中の余分なものを外に出してしまいたい願望、つまり「毒素排出願望」から来るものでしょう。岩盤浴に排出の効果を期待するのも、そうした体内美人ブームの一環だと思います。 続きを読む